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ステンレス製 竿受け
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月曜日〜※土曜日

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※日曜・祝日・年末年始・お盆、第2、第4土曜日は休日

アルミ製 スピーカーエンクロージャー


使用するアルミの種類
使用するのは圧延用合金
圧延用合金とは圧延加工や押出し加工によって板、管の形状に加工された合金。
主に使用するのは、2000系、5000系、6000系、7000系です。

 

 

Al-Cu-Mg系合金(2000系アルミニウム合金)

ジュラルミン、超ジュラルミンの名称で知られる2017,2024合金が代表的なもので、鋼材に匹敵する強度があり、構造用材や鍛造材として使用されています。

しかし、比較的多くのCuを添加しているため耐食性に劣り、厳しい腐食環境にさらされる場合には十分な防食処理を必要とします

 

Al-Mg系合金(5000系アルミニウム合金)
耐食性や溶接性が良いことから比較的種類が多く、広い用途があります。5N01や5052合金のように中程度のMg添加量のものは強度も中程度。

 

Al-Mg-Si系合金(6000系アルミニウム合金)
強度、耐食性とも良好で構造用材として多用されています。

 

Al-Zn-Mg系合金(7000系アルミニウム合金)
Cuを含まない溶接構造用合金とCuを添加したアルミニウム合金のなかで最も高い強度をもつ合金とに分類できます。Al-Zn-Mg-Cu系合金の代表的なものは、日本で開発された超々ジュラルミンの呼称で知られる7075合金です。

 

■ スピーカーキャビネットをアルミ圧延板で制作するにあたって長所、短所を考察しました

長所 
   経年変化が少ない。(室内環境)
   ボルト(ネジ)での組立で強度と密閉度を確保できる。
   分解、組立、パーツの交換が容易にできる。
   金属加工なので各寸法を高精度(±0.02)に制作が可能。

短所  
   材料費が高価(業者間取引で1000円~2000円/Kg)一般ではその倍以上
   加工に時間を要する。(木の加工の数十倍以上)
   大きなキャビネットの場合はアルミの比重が2.7なので重量も大きくなり、また材料費、加工費も高額になる。

 

■ アルミ合金の比重は2.7

これは大理石(2.68)、御影石(2.66)とほぼ同じです。

木材の比重は松(0.593)、杉(0.433)、樫(0.944)、ヒノキ(0.481)となります。

 

試作スピーカーの種類 (構造により3種類)

2ピース構造 

アルミブロックから削り出しで5面を加工、それと背面板、また前面板になるフタでの構成

アルミブロックから5面分を削り出し加工、蓋にはバッフルまた背面に使用。

長所は5面は完全密閉、強度も十分です。

キャビネットとしては理想的な加工方法ですが、材料の6割程度が無駄になる贅沢な加工方法です。

大きなキャビネットの製作では材料費は高額になり、加工も困難になりますので加工費も高額になります。

左記のキャビネットの材料はA5052、ボルト穴は、(六角穴付きキャップボルト用)のザグリ加工をしています。

 

3ピース構造

アルミ56丸管使用の胴体部分と56丸棒から削り出しの前面板、背面板での構成

 

左記のキャビネットのボルト穴は、(六角穴付きキャップボルト)用のザグリ加工をしています。

 

この試作品をモニター価格で販売いたします。

6ピース構造

アルミ圧延板6枚での構成

 

左記のキャビネットの使用アルミはA6061、ボルト穴は皿ネジ用の45度面取り加工をしています。

 

 

構成パーツを分解した状態です。

 

サンプル画像 (画像クリックで拡大します)